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自動車系FPのShibaです。
本日はローンで購入した車のローン完済前売却についてご説明いたします。
結論から申し上げますと、
ローン完済前でも基本的に車の売却は可能です。
自動車ローンは2種類
自動車ローンには大きく分けて2つの種類があります。
- 均等払いローン
- 残価設定ローン
均等払いローン
一般的な自動車ローンはこちらのタイプとなります。
借入額を借入月数割にして月々の返済額と利息を均等払いしていくシンプルな方法です。
メリット：返済計画が立てやすい。
デメリット：予算に応じた価格の車しか購入出来ない。
残価設定ローン
近年流行っている残価設定型ローンはこちらのタイプです。
車両購入時に数年後（ローン期間）の車両価値をあらがじめ決めておき、
車両価値分の金額を据え置いて、残りの金額を月々均等払いするプランです。
ローン支払い最終回は据え置いた金額の一括精算が必要になります。
精算方法は（新車に乗り換える・乗り続ける・車両返却する）の中から選択可能です。
メリット：月々の返済額を低く出来る。１つ上の車格を購入出来る。
デメリット：事故等で車両価値が据え置き額を下回る可能性がある。
所有権について
その車を売却したい時は「所有者が誰になっているか」を確認する必要があります。
ローンで購入したクルマは所有者が信販会社になっている場合がありますので
車検証の「所有者の名称」欄を事前に確認しておくとスムーズです。
売却には所有者の承認が必要
車を売却する（＝名義変更を許可する）際には所有者の書類承認が必要となります。
| 所有者が本人の場合 | 本人の必要書類（譲渡証明書、印鑑証明書、委任状）を用意する |
| 所有者が信販会社の場合 | 所有権解除の条件を満たし、必要書類を送付して貰う |
所有者が信販会社になっている場合、所有権解除の手続きが必要となりますので
車両を売却する前に信販会社に相談しておくことをおすすめします。
| ディーラーローン（メーカー系販売店） | 所有権契約有り |
| オートローン（セディナ、アプラス 等） | 所有権契約有り |
| 銀行ローン（銀行、信用金庫 JA 等） | 所有権契約無し |
一般的にローン残債を一括返済する事が所有権解除の条件となるので、
ローン残債より高く売却出来ない場合は不足分を補填する必要があります。
アシが出てしまうと車が乗り換えできない
負のスパイラルに入りますね・・・。
そうならない為にも
1円でも高く売却しなければいけませんね！
無理な乗り換えは絶対ダメ！
車を買い替えたい欲が我慢できずにオーバーローンして車を乗り換える方がいます。
ローン残債を下回る査定金額で車を売却し、不足分を支払いする代わりに
そのお店で新しい車を購入し、不足分を上乗せしてローンを組む。
新しい車のローンに上乗せしてしまえば、損をしていない感覚に陥りやすい事が危険・・・。
数年後に借入額が膨れ上がり、痛い思いをするのは間違い無くご本人です。
もしもそんな乗り換えをしている方が居たら
今すぐ止めてあげましょう。
乗り換える毎に利益を生む乗り換えをすれば
そんな負のスパイラルに陥ることもありませんね。
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